仁王と呼ばれなかった男の手記

ゲームをやり込んだり、やり込まなかったり

【仁王】無間獄999層 縛りプレイ

1. はじめに

 仁王の無間獄999層を縛りプレイでクリアしたので、それについてまとめておこうと思います。具体的にどのような縛りを設けたかについては、次の章で説明します。また皆さんご存じかとは思いますが、無間獄999層のボスは真田幸村伊達政宗です。

2. ルール

 今回の縛りプレイでは、以下の行為を禁止する制限を設けました。

  • 彼岸ステージをクリアすることによる不利効果の解除
  • 九十九武器の使用
  • 対象が自分以外のアイテムの使用
  • 社を拝んだ時に個数が回復しないアイテムの使用 (招霊の鈴を除く)

 上記のルールをざっとまとめると、不利効果を解除せずに真面目に999層を突破しよう、ということになると思います。

 1つ目の縛りは、文字通り地獄エリアで受ける不利効果を解除せずにそのまま突っ込むという縛りで、今回受けた不利効果は混沌付与、メリット効果解除、血刀塚出現、消せない常世出現でした (他のROMでも同じなのかは知りません) 。また彼岸ステージをクリアできないため、霊命丹が3つしか持てなくなるという副産物が加わります。

 2つ目の縛りは九十九武器の使用で、これがあれば窮地九十九で開幕政宗を落とせるので禁止しました。

 3つ目の縛りは主に護霊招来符を制限するのが目的です。他の攻撃やデバフアイテムはほとんど役に立たないと思います。

 4つ目の縛りは神麹や忍び道具の箱などを制限するのが目的です。たぶん神麹があると結構楽になります。例外は招霊の鈴で、戦闘には直接影響しないので単純に試行回数を増やすために使っています。

3. 戦略

 ここでは実際に用いた戦略について、戦闘前の準備段階と実際の戦闘に分けて解説します。

3.1 準備段階

 まず地獄エリアで受ける不利効果を眺めた感じ、混沌付与と消せない常世出現はほぼ影響なし、血刀塚出現は同時に1体しか出てこないので増援よりマシそう、メリット効果解除は変わり身剥がされて即死が多発しそうという感じでしたが、麻痺付与とか敏捷さ低下といったゲームにすらならない不利効果はなさそうで、なんとかクリアできそうだったので縛りプレイをすることにしました。変わり身が信用できないので体力ガン上げ、霊命丹の個数を補うため自動回復系を多く積んで、メリット効果解除の囮となるバフアイテムを適当に持ち込んで変わり身や剛力丹を守る作戦で、最終的に以下のようなビルドになりました。

揃え効果:楯無5、アマテラス5、豪放2 武家:藤堂

装備

   部位       名称    特殊効果 (◇は固有、☆はキラ効果、一部省略)
近接1 日本号 ◇火付与、強い攻撃で体力吸収、☆体反映、近接ダメ増加、愛用度でダメージ増加、ガードの気力軽減
近接2 真柄切兼元 水付与、速い攻撃で体力吸収、技反映、◇人間への近接ダメ増加、愛用度でダメ増加、ガードの気力軽減
遠距離1 適当 アマテラスならなんでも
遠距離2 適当 アマテラスならなんでも
楯無 兜 ☆体力、アムリタ吸収で攻撃増加、飛び道具軽減、ガード時属性軽減、走る速度上昇
豪放 胴 ☆体力、包囲状態で攻撃増加、飛び道具軽減、属性軽減、走る速度上昇
楯無 籠手 ☆攻撃力、飛び道具軽減、変わり身延長、剛力丹延長、養身符延長
楯無 膝甲 重さ軽減、飛び道具軽減、気力切れ復帰短縮、状態異常で自動回復、走る速度上昇
楯無 脛当 重さ軽減、飛び道具軽減、回避の気力軽減、☆窮地で自動回復、走る速度上昇
小物1 八尺瓊勾玉 ◇揃え効果必要数-1、◇防御力霊反映、飛び道具軽減、属性軽減、他
小物2 お守り ◇対常世、飛び道具軽減、属性軽減、防御力霊反映、薬の回復量上昇、継続ダメで落命しない

アイテム

   名称    個数 解説
霊命丹 3 メイン回復、必須
養身符 6 体力半分程度ならこっちを使う、必須
剛力丹 6 火力補強、必須
変わり身 3 ないよりマシ、たぶん必須
結界符 6 囮用、1個で2つのバフ効果がかかるが効果時間が短い
奪霊符 6 アムリタ吸収で攻撃増加発動用、必須
浮雲の術 6 囮用に支度したら政宗の水フィールドで足が遅くならずに得をした
加持符 4 囮用、1個で2つのバフ効果がかかるがバフ効果自体は無意味なので変更の余地あり
虎駆け 2 社から地獄エリアまでが遠すぎるので1セット支度したが、開幕で政宗の背後まで走るのにも使う、ショトカを2セットにするためにメニューから使う

 武器はメイン槍とサブ刀にしました。日本号は余計な固有効果のついてない槍で一番性能が高い(はず)です。ここを一国長吉に変え、胴防具を適当なものに変えてもよく、自分が持っている武器についてるキラ効果と相談です。政宗を倒した後、幸村+屍狂いで回復薬が尽きて落命するのを何回かやったので体力吸収を付けましたが、回復量はわずかなので武器無力化耐性かガード貫通、追い討ちのダメージあたりのほうがいいと思います。

 防具と小物は体力と回復重視です。防具無効化対策で飛び道具と属性は防具小物でフル装備にしています。胴のキラ体力は愛用度0、レベル300で+500が欲しいです。籠手のキラ攻撃力は同じく+61まで確認していますが、こちらはかなり闇なのでとりあえずキラ付きならOKです。もっと闇が深い小物はデメリット効果の持続時間短縮や防具無力化耐性、+値に応じて攻撃力増加とかがあるとなお良いです。ちなみに矢弾を撃ってくる敵がいないので、胴防具に矢弾で怯まないはつけなくても問題ありません。

3.2 実際の戦闘

 倒す順番は政宗→幸村の順です。これは単純に政宗の方が攻撃できる隙が大きいからです (幸村から倒そうとするとゲームにならなかった) 。屍狂いは半無限に湧いてくるので放置です (ボスを倒せば屍狂いが残っていてもクリアになります) 。ここで前提として、政宗と交互にエンチャントしますが、幸村はを毎回ランダムにエンチャントします。

  • 初動

 初動は政宗の背後に全力ダッシュ、エンチャント時の風の攻撃判定が終わったら背後から2~3発殴ります。ちなみにエンチャント時の風に当たると当然メリット効果が割れるので注意しましょう。ここで幸村のエンチャントがだった場合は厳しいので、刀塚が回収しやすい位置で落命してリセットしてもいいです。以降は政宗撃破までは政宗と幸村を、撃破後は幸村と屍狂いを視界に収めるようにしましょう。


 風政宗は足が速く、突進で勝手に近づいてきてくれるので攻撃チャンスは多いです。最大の攻撃チャンスは突進後の後隙で、なるべくステップ1回で避けて1~2発殴ります。当たるとだいたい変わり身が割れて落命します。これ以外の攻撃チャンスは雷神の後隙ぐらいです。体力が削れてくるとバックステップで後隙を減らしてくるのが面倒です。また政宗は幸村より早く気力がなくなりますが、多少ダメージを受けてでも気力切れ状態を狙いましょう。無双富嶽→追い討ちと入ればそれだけで3割は削れます。注意すべき攻撃は早い連撃で、足が速いので追いかけっこ中に下手に後ろステップをすると狩られます。


 水政宗は風より隙が多いですが、あまり動かないためいかに政宗に張り付くかが大切です。危険な攻撃はありません。ぐるぐる回りながら斬撃のラストを横ステップで避けて1発殴るのが基本です。水のフィールドは浮雲の術で無効化すればかなり攻撃しやすくなります。


  • 幸村

 真面目に戦うとあまりにも隙が少ない炎幸村さん。攻撃チャンスは溜めからの突き上げ突進後、叩きつけ→回転切りの後、銃の溜め撃ち後、飛び上がり→突き刺し後ぐらいですが、より隙の大きい突き上げ突進と突き刺しはガード推奨なので屍狂いに邪魔されやすいです。最も危険な攻撃は(最大)3連突進で、特に風政宗の突進と同時にくると対処できません。また、風政宗生存時に銃に引っかかると連撃でかなり削られるので注意しましょう。政宗撃破後の立ち回りとしては、なるべく屍狂いと距離を取って攻撃チャンスを作ることが大切です。屍狂いにわざと攻撃させてその隙に離れたりもします。


  • 幸村

 とにかくよく事故る風幸村さん。最も危険な攻撃は2連突き刺しですが、溜めからの突き刺しの波動に当たると (属性カットなので0ダメですが) メリット効果が割れたり、竜巻に引っ掛かかっている間に屍狂いにペチペチ殴られたり、政宗をロックオンしていたら画面外から突進されたりと事故要素が満載です。政宗撃破後は炎エンチャント時より攻撃チャンスが多く、空中からの突き刺し、回転突進、長い溜めからの突進の後隙で攻撃できます。ただし槍の場合は中段強の出が遅いため、風幸村に限っては刀に持ち替えています。立ち回りとしてはなるべく幸村から離れ、長い溜めからの突進後をチマチマ殴っていく感じです。相手の横ステ連打で張り付かれたときはとりあえずガードです。


  • 攻撃を受けたとき

 攻撃を受けたらとりあえずガードしてから距離を取り、隙を見て養身符からアイテムを使い始めます。変わり身発動後も同様です。霊命丹はかなり隙が大きいので、ちゃんと敵の行動パターンを見て安全圏に逃げてから使用します。回復の目安は体力が6000を切るぐらいが目安です。回復しきる前であっても、政宗撃破までは武器が無効化されていなければ攻撃チャンスを逃してはいけません政宗撃破後は安全にいきましょう。

4. おわりに

 挑戦開始から4,5時間程度でクリアしました。政宗を撃破できたのは6回ぐらいだったと思います。クリア時は霊命丹1残しで、幸村だけで20分程度は戦っていたと思います。この無間獄999層縛りプレイのクリアをもって仁王は一旦卒業です。仁王2楽しみにしています。